「大善寺玉垂宮の鬼夜(だいぜんじたまたれぐうのおによ)」についてご紹介です。
毎年正月七日に行われる鬼夜は、数百人の裸の群像と日本一といわれる六本の大松明による壮観な追儺の火祭りで、この地方の年頭を飾る代表的な祭りで、国の重要無形文化財に指定されており、日本三大火祭りの一つといわれています。
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この行事は、大晦日の夜から正月七日までの鬼会(おにえ)といわれる行事の中、最後に行われるもので鬼夜(おによ)とよばれています。鬼夜の行事は、昼の鬼面尊神の神事と種蒔き神事。そして夜の大松明廻しと鉾面神事・鬼の堂回り行事となります。中でも鉾面神事は、祭神が妖族退治をした有様を示すものといわれ特色ある行事です。夜の行事を飾る大松明廻しは、直径1m余り、全長13mの六本の大松明が、裸の若者たちによって支えられ、火の粉を散らしながら本殿の周りを勇壮に廻ります。この間鬼役は姿を隠したまま、シャグマの子供たちに囲まれて鬼堂の周囲を七回半回り、社前の霰川で禊をして神殿に帰るという珍しい行事で、我が国の鬼の民俗を考える上で極めて示唆に富む行事といわれます。
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概要
大善寺玉垂宮
福岡県久留米市大善寺町宮本1463-1
大晦日 … 大拔、除夜祭
元 旦 … 歳旦祭、獅子舞、開運福引き他
四 日 … 大松明(おおたいまつ)つくり
七 日 … 追儺祭・鬼夜
西鉄天神大牟田線「大善寺駅」下車(西口から徒歩5分)
JR「久留米駅」より西鉄バス(15)番利用、「宮前」バス停下車(徒歩3分)
JR「荒木駅」よりタクシー利用(約5〜6分)
九州自動車道久留米ICより約25分
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